fc2ブログ

How to EAT =電子チューンでアースを考える=

オリジナル・グランディング・システムのEATUNING
取付例やデモカー情報などをご紹介します。

テクノロジーを引き出す!!ラムダ3

ラムダ3の接続ポイント

ラムダ3本体を設置するスペースがあれば、どこにでも装着できます。
シリコンケースの本体は、接触する他の部品にキズを付けません。
903lambda3-01.jpg

1.純正のアースポイントに接続します。
903lambda3-07.jpg

903lambda3-02.jpg

903lambda3-03.jpg

2.取り付けの際はボディ側に対して
     [1] 純正アース線
     [2] ラムダ3端子
     [3] ボルトナット
  の順番で接続して下さい。
903lambda3-04.jpg

903lambda3-08.jpg

3.車両によって異なりますが、純正アースポイントは数箇所あります。
  ラムダ3を装着する純正アースポイントにより、様々なチューニングが可能です。

スポンサーサイト



ノイズ除去の重要性 ③

《ワンサイド接続》

ラムダ3施工の最大の特徴は、ワンサイド接続です。
ノイズを除去したい場所に接続するだけの方式は、ケーブルの取り回しの複雑さをなくしました。
ラムダ3の本体を設置できるスペースがあれば、どこにでも接続が可能になります。
そして、ラムダ3が特性を発揮する接続箇所は、ワイヤーハーネスが落としているアースポイントです。
各自動車メーカーが設計したボディやエンジンに配線されている純正のアースポイントを利用します。

ワイヤーハーネスからのアースポイントにラムダ3を接続することにより、速やかにノイズを吸収・除去します。


135i の燃料ポンプ制御ユニットのアースポイントへラムダ3を接続
903ecu02.jpg

135i は、目視できる純正アースポイントが12ヶ所あります。
それぞれの電子制御システムから来るアースポイントによって、エンジン系・ミッション系・サスペンション系などのチューニングが可能になります。
皆さんの愛車も、エンジンルームやトランクルームを隅々まで見てみると必ず見つかるはずです。
ぜひ、探してみてください。

ノイズ除去の重要性 ②

《コアパック》

ラムダ3の本体の中には、ノイズ吸収機能の構造体が組み込まれています。
弊社はこのノイズ吸収構造体をコアパックと呼んでいます。
コアパックが吸収したノイズが外部に放射されないよう、シールド加工の筐体に納めた製品がラムダシリーズです。
ラムダゴールドにはラムダゴールドのコアパックが、ラムダ2にはラムダ2のコアパックが用意されています。
今春発売のラムダ3には、新たな特性を持つコアパックを開発しました。

自動車の電子制御システムは、センサ・ECU・アクチュエータ・ワイヤーハーネスで構成され、ここで、コンピュータは複雑な仕事をこなしています。
903-lan04.gif

ワイヤーハーネスにより、引き回された配線ケーブルからは放射ノイズが絶えず発生しています。その放射ノイズは、また配線ケーブルに吸収され、電気信号とともに伝わっていきます。
センサやECUなどの単体は、外部からのノイズを遮断するようシールドされていますが、配線ケーブルの接続部から侵入するノイズは防ぎようがありません。

常にノイズの脅威にさらされながら、複雑な計算を行なうコンピュータは大変なストレスですね、とさらりと言いたいところですが、実際は深刻な問題となって様々な対策が取られています。
ラムダ3の開発は、このノイズを速やかに吸収・除去し、コンピュータのレスポンスアップを図ることを目的としました。

次はラムダ3の接続方法について説明します。


※ 今回、メインタイトルは『帯電除去の重要性』として始めましたが、電子機器で使われる用語のノイズに絞込み『ノイズ除去の重要性』に変更しました。

ノイズ除去の重要性 ①

《まずは主電源が大切》

近年のノイズ問題の中に、自動車のボディから放射される電磁波が地上アナログTVの電波に波長が近いため、テレビの受信障害を起こしやすい事が取り上げられています。
それでも、今だボディが特別にアースの処置を施されていないのは、とりあえず事なきを得ているからなのかもしれません。

自動車を動かすには電気が必須です。
ECUが、ボディまたはエンジンにアースしているのは、通電の役目でもあります。
ボディを介して電気は、多用な仕事場にエネルギーを供給しています。
その要となる、おおもとの主電源ラインに、しっかりとした電気の流れを確保させることが大切です。

ハイパーシリーズのエンジンルーム取付例
AとBのラインが主電源となります。


AとBのラインを強化できたら、あとは各部位の運動エネルギーにより発生する帯電と、各ECUを繋ぐラインから放射される電磁波ノイズをいかに取り除くかが重要になっていきます。
いよいよ、ラムダ3の登場です。

車載ネットワークについて ④

《エレクトロニクス・テクノロジーの落とし穴》

自動車の電子制御システムは技術の発展とともにECU搭載数も増大し、現在では車両1台あたりのECU搭載数が一般的には50個前後、車種によっては100個を超えるものもあります。
多くのECUはワイヤーハーネスにより、ボディやエンジンへのアースが設計されています。

135i の燃料ポンプ制御ユニット(ECU)


電子部品のパッケージにはノイズ対策が施されています。
ところが、ボディ本体が行なうアース処理はボディ金属部分からの自然放電、タイヤからの接地アースしかありません。
自動車のボディは、各部位の運動エネルギーにより発生する帯電と、各ECUを繋ぐラインから放射される電磁波ノイズで充満しているのが現状です。

この続きは、帯電除去のラムダ3について語らせてください。

車載ネットワークについて ③

《車載LANの規格》

車載LANの規格の代表例にCAN,LIN,FlexRayがあります。
この3つの中で現在国産車に採用されているのは、CANとLINです。
CANはパワートレイン系(駆動系)制御 (*1)、LINはボディ系制御(*2)でCANのサブネットワークとして使われています。

*1 パワートレイン系制御
  ○エンジン制御システム
  ○トランスミッション制御システム
  ○電子スロットル制御システム

*2 ボディ系制御
  ○エアコンシステム
  ○エアバッグシステム
  ○ドアロック制御システム
  ○キーレスエントリー
  ○イモビライザーシステム
  ○セキュリティシステム
  ○ランプ制御システム

今、世界から熱い注目を浴びているのが、FlexRay(フレックスレイ)です。

FlexRayとは、主にパワートレイン系などの制御装置に利用される、次世代の車載向け通信プロトコル(データ通信の規則みたいなもの)です。
どう期待されているかというと、機械的システムを電気的システムに置き換えるアプリケーション x-by-wire(エックス・バイ・ワイヤ)をサポートする車載LANなのです。
油圧を電気駆動にしてしまう! まさしく、未来カーの第1歩なのかもしれませんね。

2006年にBMW社が発表した「X5」は、サスペンション・システムにFlexRayを搭載した世界初の量産モデルとなりました。
FlexRay共同開発企業連合のFlexRayコンソーシアムにプレミアム・アソシエート・メンバーとして、トヨタ、日産、ホンダが参加しています。
日本でのFlexRayの普及は、2011年以降と言われていますが、果たして初搭載はどんな車種になるのか、今から楽しみです。

車載ネットワークについて ②

《ネットワークは節約家》

自動車に電子制御ユニット(以下 ECU)が搭載されていることは、車好きの人には常識ですね。
このECU が車載LAN とは、切っても切れない間柄なのです。

パソコンの社内(家庭内)ネットワークをイメージしてみて下さい。
1本のインターネット回線で、複数のパソコンがインターネットできるようにする。
1個のプリンターを複数のパソコンが使えるようにする。
また、複数のパソコン同士でデータを共有できる。
単純ですが、これが小規模オフィスでのネットワーク構造です。
本来なら、全部のデバイスをそれぞれのケーブルで繋げなければならないところ、ルータとハブを利用するとケーブルの量も削減でき、インターネット回線の契約も1本で済みます。

ネットワーク構築前


ネットワーク構築後
903-lan02.gif

イラストのようにネットワークのおかげで、約3本のケーブルが必要なくなり、1本を5mで計算すると15mが削減されたことになります。
また、プリンター2台が減ったためスペースも空き、何より今まで出来なかった3台同時のインターネット接続が可能になりました。
このように各デバイスを効率よく接続することをネットワークを組む、または構築する、と言います。

自動車はオフィスより過酷な条件の中で、コンピュータを結ぶラインが複雑になり、当然ケーブルの量も増えてしまいます。
便利な機能を充実させるには、それに伴った電子部品も必要です。
いかに、ケーブルを少なくし、部品設置の場所を確保するか、大きな課題ですよね。
パソコンをECU、社内ネットワークを車載LANに置き換えてみると、軽量化とスペース確保のためのシステムの重要性が良く分かると思います。

車載ネットワークについて ①

How to EATブログに【お勉強会】のカテゴリーを新設しました。
自動車のエレクトロニクス・テクノロジーは、僕の知らないところでドンドン進化しています。
実用化に10年、それまでは水面下で開発を続けられていた、なんて物ばかりだし、何より専門用語が難しい。
それと最新技術だけでなく、昔から採用されている技術も改めて見てみると重要だったりします。
ただの覚え書きみたいなものですが、お付き合い頂ければ幸いです。

最初の【お勉強会】は、車載ネットワークについてです。
車のネットワークとは?の前に、そのいきさつをお話しようと思います。

《きっかけはセーフティー・バッテリー・ターミナル》
車に搭載されているネットワーク(以下 車載LAN)をまじめに勉強しようと思ったきっかけが、BMW135iでした。
注目していた1シリーズのクーペ135i。
国内販売前に知った情報が、『バッテリーターミナルにコンピュータが付いているぞ』という事でした。
それじゃあ、我が社のバッテリー専用ハイパーを接続できないのではないか!?
販売部門に激震が走ったのを昨日のことのように覚えています。
(販売部門といっても僕を含め4人ですが)

どうやら、その代物は”セーフティ・バッテリー・ターミナル”という名称で、本国ドイツの説明文を翻訳しても
衝突時には
・車両集中ドアロック解除
・ハザード自動点灯
・ルームライト自動点灯
・燃料ポンプカットオフ
・車両配線のショート防止
といった機能面しか書かれていませんでした。

だったら、本物を買って攻略するしかない!
こうして、僕の熱意に応えてくれた方々が骨折って用意してくれた、初期ロットモデル車の椅子に飛び乗ったのでした。
うそみたいなホントの話です。
ハンズトレーディングさん、I.N.Sシュポルツさんには、心から感謝しております。

さて、その後”セーフティ・バッテリー・ターミナル”を攻略できたかって?
かなり手こずりましたが、CPUチップを割り出すことができ、EATUNINGの発展に大きく貢献してもらいました。
この関連の話は、後ほど登場します。

次回は、《ネットワークは節約家》です。

テクノオート砂川 様

BMW車を中心に様々なチューニングを楽しめるテクノオート砂川 様。
EATUNING を本格的に取り扱っていただいております。
ハイパーシリーズを中心に、独自のアイデアで取り付けられるテクニカルなショップさんです。



関西方面から大ブレイクのEATUNING。
関東の雄、テクノオート砂川 様で無料お試しキャンペーン中です。

帰ってきました



画像は新名神土山S.A。関西に行くのも早くなりました。
アイバッハ・ジャパンの野田氏と一緒にアルツモトーレンバウ様へ表敬訪問。
お休みのところ、呼び出しちゃってすみませんでした。宮川さん。

903allzu01.jpg

ヴァイタミン西宮様には、最新のコンピュータチューニングの打合せにお邪魔してきました。
BMW 135i のDMEチューンをいち早く導入されています。
ドイツ本国のWETTERAUER社によるDME本体内部のデータを現車合わせでセッティングするので、エラーなどの心配もいらないそうです。

903vaitamin01.jpg

ヴァイタミン西宮の佐々木さん、色々とありがとうございました。
近々、セットアップお願いします。

Z3*ハイパーデビル

BMW Z3


BMW専用なのか!と言えるほど、装着後の体感度が高いハイパーデビル。
ご好評いただき誠に感謝であります。

902z3-02.jpg

明日から2日間、関西地方に旅立って参ります。

デモ車 135i の吸排気

スーパースプリントマフラー フロントパイプ&センターパイプが届きました。



902ss03.jpg

902ss02.jpg

フィッティングもSSベリ~ベリ~グーであります。
低回転域でのこもり音を解消するスプリットインレット構造のサイレンサーと相まって、
なんとも美しいサウンドを奏でます。
おすすめの逸品です。

そして、インテークボックス試作3号です。
これから、走行テストに入ります。
902ssbmc01.jpg

来週の大阪行きが楽しみになってきました。

 | HOME | 

カレンダー

« | 2009-03 | »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

車のメーカー名&車種名&EAT商品名などで検索すると、関連した記事を探すことができます。

最新の記事

最新のコメント

▼コメントありがとうございます▼

過去ログ

トラックバック

Links

Appendix

亀井

亀井

EAT改め、EATUNINGとなった、マルシュウのグランディング・システムです。どうぞ、よろしく。

EATオフィシャルサイト